OL、映像翻訳者になる

しがないOLが映像翻訳者を目指す、日々の記録

家族への「転職していいですか」プレゼン

昨年からグズグズと現職への不満を垂れていた私

 

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本当に変わらなきゃ! 変えたい! という思いと

数年後に映像翻訳者としてフリーランス一本にスッとシフトできるように

派遣社員への転向を視野に入れました。

 

現職に不満なく、ゆくゆくはフリーランスになりたい~ということだったら今の正社員の立場は手放さないほうが絶対いいんですけどね。ボーナスもあるし。

 

ただ私も昨年結婚したばかり、夫と協力し合って暮らしていこうという矢先、現職への不満だけで闇雲に辞めたりできません。

きちんと計画を立て、これならやっていけると夫にも納得してもらわないとフェアじゃないですね。

そういうわけで「プレゼン」の準備をしました。

 

現在の状況の棚卸し

現職の平均収入とその時給換算(額面・手取りともに)、

月収だけではなく、ボーナスを含んだ年収でも試算しましょう。

 

それから今の自分のスキルを整理しました。

 

派遣社員になった場合の想定条件

派遣社員の時給の表示は、派遣会社のマージンを引いたのみのいわゆる額面です。

ここから各種保険や税金などが引かれるので、手取り額を確認します。

 

私はこのサイトを参考にしました。https://boro9.com/haken-tedori/

 

それから、給与以外での希望条件も整理しました。

また遠くて業務内容に不満があってはいけないのでね…

  • 業種、職種、外資/日系
  • 勤務地、通勤距離(交通費は基本的に派遣社員が負担)
  • 業務内容
  • 就業時間、残業の多寡
  • 環境(服務規程、禁煙喫煙、社員食堂あり/なし など)

 

希望職種に要求されるスキルも調べてリストアップします。

 

比較検討

現在の状況と、派遣社員になった際の比較を行いました。

どのラインなら生活水準を維持/向上できるか、あるいはどこまでなら落としても妥協できるか を考えます。

 

また、ここでもスキルについて検討します。

今の自分に何が足りないのか、足りない部分は諦めるのか努力して補うのか、どれほどの労力と期間で足りないスキルを埋められるのか、

あるいは「すでにあるもの」に目を向けて、埋もれている資格やスキルを活かすと何ができるか探して、選択肢を広げることもアリですね。(実際、私は埋もれていた貿易実務検定B級を活用して採用が決まりました)

 

メリット・デメリットの確認

正社員(現職)、派遣それぞれにメリット・デメリットがあります。

それらも踏まえたうえで転職の決断をしたいです。

 

現職のメリット
  • 正社員の立場(社会的信用や雇用の安定など)
  • ボーナスがある
  • 交通費、住宅手当などの諸手当がある
  • 産休育休後の復帰がしやすい(私の会社の場合)
  • 慣れた環境

 

現職のデメリット
  • 仕事がつまらない
  • 家から遠い(勤務地を選べない)
  • スキルを活かせない
  • 昇給が望めない

 

派遣のメリット
  • スキルを活かした仕事に就ける
  • スキル向上に伴って昇給も期待できる
  • 勤務地を選べる
  • 映像翻訳の仕事を始めたら、勤務日数/時間の調整をして派遣先を変えられる

 

派遣のデメリット
  • 正規雇用
  • 収入は維持~少し下がるかも
  • 新しい環境へのストレス

 

私はこんな感じでした。

 

シートにまとめる

資料が揃ったら、いよいよプレゼンシートを作り始めます。

私はパワーポイントを使おうと最初こそ思っていましたが、面倒になってA4用紙手書きで作ることに(汗)

 

家に持ち帰って、夫にプレゼンしました。

 

合意を得て、転職活動開始

夫はひととおり聞いてくれ、「きちんと考えてくれているし、いいんじゃない?Donna自身のためにも転職しなよ」と言ってくれました。

 

ここからやっと派遣会社に登録、のステップに進みました。

 

 

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やはり家族の理解あってこその仕事だなと思います。

 

私の場合、結果的に月収は上がりましたが、ボーナスがないため年収は下がりました。

毎月5万円を財形貯蓄で天引きしていたのですが、同程度の貯蓄を今後も続けられそうです。

一方で年2回払いにしている保険料だけはボーナスに依存しているので、月収から補填する必要がありそうです。

 

収入面以外だと、通勤時間が半分に短縮され、残業もほぼゼロ想定なので、家事や映像翻訳の勉強時間が確保できそうです。

専門職としてのキャリアも得られるので、今後もし勤め人として働き続けるとしても就職口はありそうです。

 

こうやって仕事の軸を考え、自己分析をしたのは新卒の就活以来…いや、当時はマトモにやってすらいなかったかも…